8,9日目:ペトラ
ペトラは私がこの旅を計画した目的のうちの1ヶ所でもあるので、ペトラだけで1つ記事を書きたいと思います。
まず、ワディムーサに到着後、ホテルのフロントで地元の兄ちゃん達と喋っていたら、ペトラまでタダで連れて行ってもらえる事になったため、準備もあまりできないままペトラに直行！
エントランスでチケットを買おうとすると
1day 50JOD
2days 55JOD
ナイトペトラ込みの2day 73JOD
とのことで、ワディムーサに2日間滞在予定だったのと、ペトラに来ることは私にとって大きな目的だったので、ナイトペトラ込みの2daysチケットを約11000円で購入！
たかすぎ…
飛行機の航空券とかもカードで買ってるので支払いがちょっと怖いですね、ただ、未来の私は社会人のはずなので支払いに耐えてくれるはず！きっと！
1日目のペトラ
まず、ペトラの地図を見て気づいたのがこの遺跡めちゃくちゃ広い…
一番奥まで行くと6時間程度かかるらしい…
そこで、1日目じっくり見たいし途中まで行って残りは明日という事にしました。
入場すると、まず客引きの嵐…
「馬乗らない？タダだよ？チケットにも書いてあるよ」との言葉をかけてきます。
ただ、これは決まり文句で、「乗馬はタダだけどチップをよこせよ」 との事らしいです。
それを知らない私は、タダなら乗るかと思って馬に乗ろうと思った瞬間冷静になり、タダで乗らせるものをこんなに必死に客引きする理由があるのか？と思いなんとか乗馬を踏みとどまります。
結局歩きで行くことになり、砂利道を1㎞程度歩くと、あの岩で囲われた道へ！
この道なんとなくアメリカのアンテロープキャニオンみたいですね、行ったことないですが…
この岩で囲われた道をさらに1㎞程度行くと、あの有名な建物「エル・ハズネ」が見えてきました。
この建物は宝物殿らしいです。ただ、建物の中はほとんど奥行きはなく、殆ど外観だけのようです。
このエルハズネがある地点はペトラの全体の1/4程度です。
この先を少し進んだところに広場があり、四方八方に遺跡が存在しており、その景色も圧巻でした。
時間も遅くなってきたので、1日目の観光はここで終了。ナイトペトラに備えるため一時的に宿に帰ります。
ナイトペトラ
20:20に昼間と同じエントランスに集合して集団でエルハズネまで移動する、という形式でした。
道中1m間隔でろうそくが置いてあり、それが導線となりエルハズネまでいける形です。
天気も良く、綺麗な星空の下歩いて行くとエルハズネに到着。
エルハズネの下には沢山のろうそくが置いてあり、私はその下のシートが敷かれているところに座らされました。
そのシートの上で地元のおっちゃんの楽器の演奏を20分くらい聞かされます。
しかし、これが寒い…
私が行った2月末のヨルダンは日中は15度くらいあるのですが、夜は7度程度まで落ち込みます。
結局歩くし大丈夫かなと思い軽装だった私はこの20分間を楽しむのではなく、ただただ寒さを耐え忍ぶのみでした。
最終的に証明で遺跡をライトアップして終了。
ナイトペトラは通常料金に＋18JODなのですが、日本円で2700円と結構高額であるので、よく検討してから行った方が良いと思いました。
個人的には無しよりかなあ…と
あとは、来た道をそのまま帰って終了です。
2日目ペトラ
翌朝今度は早めに朝9時ごろに宿を出発し、10時ごろからペトラ観光を開始しました。
昨日最後まで行った広場まで行き、昨日の続きを観光して行きました。
(今思うと非常に効率が悪いので、1日目の早くから行って1日で全て見切る事をオススメします。)
広場も昨日行ったところよりさらに奥行きがあり、さらに様々な種類の遺跡があって見ていて飽きませんでした。
私のペトラ遺跡のイメージは完全にエルハズネだけだったのですが、今回実際に見てみて、広範囲に素晴らしい遺跡の数々があるということに驚きました。
正直、これを全て人間の手で作ったとは考えられません。
思わず、頭おかしい！と思ってしまいました…
さらに信じがたいのは、広場を抜けると岩山があり、そこからさらに道が続きます。休憩を挟みながらも岩山を息を切らしながら登る事1時間。
なんと、エルハズネ級の巨大遺跡が…
信じられない。
当時の人はこんな過酷な場所にこんな物を作ったのか…
ここまで来るのに片道8km程度あったので、最後にこの遺跡を見れた事への達成感が凄くありました！
帰りも同じ道を帰って往復約16km、その日はすぐ寝てしまいました。
皆さんも、ペトラ遺跡に行かれる際はしっかり山道を歩けるような服装で行く事をオススメします。
